前編「音声検索の普及がビジネスに与える影響とは何だろうか 」で述べたように、消費者は音声検索に急速に適応してきています。その結果、検索する方法が根本的に変わろうとしています。
しかし幸い、この新たなトレンドがもたらすチャンスを逃さないようにするための簡単な手順があります。この手順を理解するために、まず音声認識デバイスの仕組みを知る必要があります。
簡単に説明すると、音声認識デバイスは全て、以下に挙げる3つの要素から成っています。
- ユーザーインタフェース(UI):デバイスとユーザーの間で情報をやりとりする方法です。音声認識デバイスにおいては、UIは、ユーザーがデバイスに話しかけることと、デバイスがユーザーに音声で答えを返すことです。
- 人工知能(AI):Amazonの「Alexa」やGoogleの「Google Assistant」がユーザーからの質問を解読し、最良の答えを決定するのに役立つアルゴリズムです。
- ナレッジグラフ:データベースのような頭脳といえるものであり、AIデバイスがこの世界に関して認識している情報の全てが蓄積されおり、これには企業に関してAIデバイスの知る情報の全てが含まれています。
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