アイリッジは、スマートスピーカー向けアプリの開発プラットフォーム「NOID」を正式公開した。
企業のO2O支援サービスを提供するアイリッジは2018年9月4日、スマートスピーカー向けアプリの開発プラットフォーム「NOID」を正式公開した。
対話型の音声操作に対応したAIアシスタント機能を持つスマートスピーカーは、内蔵マイクで音声を認識し、情報の検索や連携家電の操作を行える。「スキル」や「アクション」と呼ばれるアプリを追加することでさまざまな機能拡張ができるのが特徴だ。
「2018年アクセンチュアデジタル消費者調査」によれば日本では2017年秋以後2018年1月時点で出荷台数が100万台を超え普及率は約8%になるなど、スマートフォンの立ち上がり当時を超えるペースで大きく成長している。全世界での2018年の年間出荷台数は前年比170%の5630万台以上と予想され、2018年3月時点のアプリ数は前年同月比300%の3万個を超える。
そのような背景を踏まえ、アイリッジでは特別な知識不要で誰もがもっと便利にスマートスピーカーを活用できるためのプラットフォームを企画・開発した。
NOIDは「まるでノートに書き出すように」をコンセプトに、プログラミング不要で簡単にスマートスピーカーアプリが作れるクラウドサービスだ。WebブラウザからNOID管理画面にアクセスし、画面に従って「ユーザーのどんな呼びかけに対して(input)」「音声アシスタントに何をさせるか(output)」をマウス操作あるいはテキスト入力していくだけで、アプリの制作からストア公開まで直感的にワンストップで行うことが可能。無料/有料の2つの利用プランが用意されており、自分用のスキルを作りたい個人から商用にスキル開発を行いたいプロクリエイターや法人まで幅広く利用できる。
2018年9月現在の対応プラットフォームはAmazon Alexaで、Google Homeにも対応拡大予定。今後はフラッシュニュース対応、動画対応、電子カート対応、電子決済対応(Amazon Payなど)といった機能追加を予定しており、自社のニュースメディアを作ったり、ホテルやお店の予約アプリやECサイトで販売している商品を音声で購入できるアプリを作ることができるようになるという。
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