スマートなメガサービスが実現する近未来。それが「デジタルコヒージョン」――とか何とか。意識高めのマーケターならいっぺん言ってみたいキーワードにまつわる調査レポートを集めてみましたよ。
3月も後半に入り、年度末の慌ただしさに突入する中、「3月31日はプレミアムフライデー」と口にするのもはばかられる職場も多いのではないでしょうか。たとえ目の前の仕事に追われていても、マーケターにとっては未来を見据えた情報収集も欠かせません。今回は「つい口にしてみたくなるキーワード」に注目して、調査まとめサイト「調査のチカラ」の9万件超のストックから、気になる調査データをピックアップしました。
ネットワーク機器を販売するグローバル企業のJuniper Networksは「デジタルコヒージョンに対する意識」に関して、消費者および企業を対象に、日本を含めた16カ国で調査しました。デジタルコヒージョンとは「予測的かつ自動化されたメガサービスが、ビジネスや教育、生活インフラ、緊急サービスなどのさまざまな分野に展開されるようになる世界」のこと。このような「スマートなメガサービス」に期待される主なメリットを尋ねたところ、消費者においては「時間の節約」(58%)、「より適切な意思決定に役立つ情報が提供されること」(33%)、「自宅や家族の安全性が向上すること」(24%)が上位となり、企業においては「カスタマーエクスペリエンスの向上」(46%)、「自動化および制御機能の向上」(44%)、「マネジメントと管理の強化」(31%)が上位となりました。一方で、「セキュリティ上の懸念」について聞くと、日本企業の93%が「セキュリティ上の懸念によりデジタルコヒージョンに十分に備えることができていない」と回答しており、これは16カ国の中で最も高い結果となりました。
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