今やスマートフォンは、販売ポイントとして外せない重要な地位を占めている。モバイル決済のリスクなどが懸念されるが、ニコラス氏が勧めているのは、スマートフォンサイトで売買をするのではなく、「店舗に誘導させる仕組みを作る」ことだ。例としては、車に乗っている途中、ピザが食べたくなったドライバーに対し、近くのピザ屋を提示したり、ショッピングモールにいる顧客に対し、自店のキャンペーンやお買い得情報を提示したりするものだ。
国内でいえば、先日のお花見の例が分かりやすいだろう。ニュースでは、スマートフォンで出前サイトを検索し、ピザや寿司、飲み物のデリバリーを頼むお花見スタイルが放映されていた。これも、スマートフォンから購買を誘発する取り組みの1つだ。スマートフォンの広告から、品物やサービスのデリバリーを誘導する/自店へ誘導するという戦略は、今後ますます増加すると予想される。
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