スターバックス、Oracleのビッグデータ基盤を採用し経営の効率化とサービス向上を実現ビッグデータ基盤

米オラクル・コーポレーションは、自社Webサイトでコーヒーチェーン店を世界展開するスターバックスのビッグデータ活用事例を掲載した。高速ビッグデータ処理用アプライアンスOracle Exadata Database Machineと、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionにより、全米1万店舗から日々のPOSデータと顧客ロイヤリティーデータを収集/分析。これにより、「経営革新とよりよい顧客サービスの実現につながった」とスターバックスの担当者は話している。

» 2013年04月03日 15時40分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 1971年に創立されたスターバックスは、今やワールドワイドで展開する世界トップクラスのコーヒー販売業者。現在、コスト抑制に向け、在庫コントロールをしながら、よりよいカスタマーエクスペリエンスの提供できるように注力している。そこで目指したのが、コーポレートレベル、地域レベル、店舗レベルで、確かな情報に基づく意思決定を支援するエンタープライズ・データウェアハウスの構築だった。想定するシステムは、24時間365日の安定稼働を約束する堅牢なもので、売り上げデータやマーケティングデータ、店舗管理、POS、顧客ロイヤルティデータやサプライチェーンデータまで、すべてを扱える基盤。急激に成長するデータボリュームをサポートできる柔軟なスケーラビリティを持つことも条件の1つだった。これらの情報を基に、迅速な分析と企業活動を改善し、イノベーション推進を目指したという。

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