アクティブサポートにはマーケティングとしての価値はあるのか――。「ソーシャルメディアサミット 2013」のパネルディスカッション第3部で行われた議論をレポートする。
「企業の公式Twitter、Facebookページの印象に関する調査」(宣伝会議、2012年4月)によると、「ツイートしているユーザーに企業が話しかけた場合、ポジティブな発言をしているユーザーだけでなく、ネガティブな発言をしていたユーザーでも、その企業に対しては好印象を持つ」という。企業からの積極的なコミュニケーションは消費者によい印象を残すという調査結果だ。
NHN Japanでユーザーコミュニケーションを担当する金子智美氏は「何か分からないことがある人を助けるだけではなく、仲良くなることができて、ファンではない人にもファンになってもらえる」とし、ユーザーと積極的にコミュニケーションを取ることの効用を評価する。同社ではユーザーの声をサービスに反映した事例も多い。金子氏はNAVER立ち上げの4年前から公式アカウントの運用を担当しているが、そのノウハウは現在担当しているLINEのアカウントにも生かされている。
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