これまで年1回開催だった「SOCIAL MEDIA SUMMIT」(アジャイルメディア・ネットワーク主催)は今年から2回開催となり、それぞれ「ambassador summit 2013」「blogger summit 2013」という新しい名称が与えられた。
「ambassador summit 2013」のambassador(アンバサダー)とはクチコミをしてくれる顧客(あるいは顧客候補)のこと。アジャイルメディア・ネットワークでは、アンバサダーの存在を強調することで、企業におけるソーシャルメディア活用の課題や可能性の浮き彫りを狙う。
冒頭、同社の徳力基彦氏はイベントのテーマを3つのキーワードを絡めて提示した。すなわち、
企業が展開するマーケティング施策において、アンバサダーが主役となるのはマスメディアではなく、ソーシャルメディアである。マーケティングツールとしてのソーシャルメディアが威力を発揮するのは情報のシェア/拡散であり、シェアする主体(=アンバサダー)はそれぞれの価値観に共感できた情報のみをシェアしようとする。
「ambassador summit 2013」のタグラインは「ソーシャルメディアユーザーは、企業ブランドのアンバサダーになるか」である。“ソーシャルメディアとは何か”的な議論に終始した2012年に対する反省も踏まえて、同社は2013年をポストソーシャルメディアマーケティングバブルと位置付け、企業がソーシャルメディアを活用する際の実際的な方法論の組み立てにまで議論を進めたい考えを示した。
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