第6回 コミュニケーションシナリオの精度を高めるために超えるべき「4つの障壁」【連載】オウンドメディアコミュニケーション 成功の法則21(2/2 ページ)

» 2012年11月22日 08時00分 公開
[後藤洋(トライベック・ストラテジー)/福山一樹(電通),ITmedia]
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経験価値の最大化が継続的なコミュニケーション実現のカギ

 次に「経験」の障壁について説明します。「経験」とは文字通り、オウンドメディア内を回遊することによって生まれる「経験」であり、そのプロセスで得た満足感、納得感も含めて、「経験価値(エクスペリエンスバリュー)」と言えます。オウンドメディアは企業の「カタログ」ではなく、リアルな実店舗とも言える「コミュニケーションメディア」です。ユーザーのサイト内での回遊を通じて、さまざまなコンテンツを閲覧(経験)しながら、そこで「企業」と「ユーザー」の情報のキャッチボール、つまりコミュニケーションが行われるわけです。この過程で、仮にユーザーにとって「意図しない」情報のキャッチボールが行われる状況に陥れば、それはコミュニケーションロスとなり、経験価値自体も減少してしまうことになります。

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