鶴田 今回のキャンペーンを総括すると、AKB48というキャラクターのコンテンツ力の強さがすべてでした。すべての施策が口コミとSNS上での波及を加速させていったということで、複層的なコミュニケーションを高いコストパフォーマンスで実現できました。
PRイベントもJR新宿駅のデジタルサイネージについての記事がYahoo!ニュースに載って、それを読んで「見にいこうぜ」とTwitterでつぶやいた人もたくさんいるなど、非常に複層的なコミュニケーションがありました。「誰よりも先に見たい」「たくさん報告をアップしたい」という人々のニーズがあって、どんどん加速していったということです。
また月並みですが、それぞれのメディアで全然違う、見たくなるようなコンテンツを用意したということ。見たくなる、人に言いたくなるコンテンツを作ることが重要だと思いました。
最後に、ターゲットにタイミング良くコンタクトしてもらうための情報波及ルートを意図して作ったことです。「何を最初に持ってくるか」が今回一番考えたポイントですが、そこが重要だと実感しました。来年、どういうタレントでいくかまだ決めていませんが、これらのことも踏まえて来年のキャンペーンを設計していきたいと思っています。
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