第3回 東南アジア人が接触するメディア・デバイス――マス広告をデジタルというお茶の間が拡散する高度化した環境【連載】東南アジアのマーケティングコミュニケーション戦略

戦略を立案するにあたり欠かせない、東南アジアで暮らす消費者が接触しているメディア・デバイス環境について、日本との違い、また日本より高度化しているといっても過言ではない実情をご紹介する。

» 2013年10月29日 08時00分 公開
[岡徳之(聞き手/構成),Noriyuki Oka Tokyo]

 本連載では、東南アジアに進出する企業がマーケティングコミュニケーション戦略を立案する際に求められるノウハウを電通の小山雅史氏の取材を通じてお届けしている。これまでの2回では東南アジアで暮らす消費者のインサイトのつかみ方と、具体的な特徴を紹介してきた。今回は彼らが接触しているメディア・デバイス環境について、いくつかの調査結果を交えながらお伝えする。取材を通じて、日本との違い、また日本より高度化しているといっても過言ではない実情が見えてきた。

電通 小山雅史氏より

4マスの接触率――まだまだマスの力があなどれないアジア

 さっそくですが、まずは「接触率」の観点からお話ししましょう。

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