インバウンドコンテンツは長文の方が好まれるインバウンドマーケティングの始め方

インバウンドマーケティングを始めるためのポイントを3つにまとめてみました。第1に「長文ブログ記事」が好まれるということ。第2に(HubSpotが展開しているような)無料版eBookの配布を検討すること。第3にコンテンツ制作だけでなく、運用面にも気を配ること。

» 2013年04月15日 15時10分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 Web解析/検証ツールを提供している米KISS Metrics社は、自社ブログでWebマーケティングのトレンドとノウハウを紹介している。その中の1つ、日本国内でも事例が増え始めているインバウンドマーケティング(注:記事原文では“Content Marketing”と表記)のトレンドとノウハウを解説した記事“The Future of Content Marketing Revealed”(「コンテンツマーケティングの未来が明らかに」)を紹介しよう。

 米国では、大手から中小企業まで、業種や規模に関わらず、インバウンドマーケティングに乗り出す/検討する企業が増えているという。本記事では、インバウンドマーケティングを検討している企業に向け、「先行者利益を確保するためにも、今すぐに始めるべき」という見解を示し、まずはインバウンドマーケティングの現状を説明。一言でいえば、“Becoming Heavy”(コンテンツが重厚になりつつある)ということで、その具体例を3つ紹介している。

 第1に、「長文ブログ記事」が好まれるということ。ブログ記事は2000字未満が読みやすいとされていたが、現在は「短くて中身のないコンテンツ」が避けられる傾向にあるほか、検索エンジンのランクでも2000字超のコンテンツの方が高く評価されるそうだ。実際、2000字超の記事を6つアップしただけで、2カ月未満で検索エンジンからのトラフィックが1122%向上した例があるという。

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