コロラド歴史センター、IBM Big Data Analyticsで美術館の来館経験向上を実現来館者の嗜好も把握

入館データやプログラム販売データ、物販、併設されているカフェでの飲食や会員セールといったさまざまなデータをリアルタイムに処理し、来館者の嗜好や購買活動の傾向を把握できるようになった。

» 2013年06月21日 14時52分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 米IBMは6月19日、コロラド歴史センターにIBM Big Data Analyticsを導入したと発表した。同センターは2010年に閉館した後、昨年装いを新たに一般公開されたもの。コロラド州の歴史遺産などを最新のインタラクティブ技術を利用して展示し、子どもを連れた家族向けに歴史ストーリーを聞かせるといった工夫を凝らしている。そんな同センターではIBMのビジネスパートナーであるBrightStar社に委託し、新POSシステムとIBM Data Analyticsとを協調させた新システムを開発した。

 これによりコロラド歴史センターは、入館データやプログラム販売データ、物販、併設されているカフェでの飲食や会員セールといったさまざまなデータをリアルタイムに処理し、来館者の嗜好や購買活動の傾向を把握できるようになった。以前は販売したチケットの種類でしか来館者の傾向をつかめなかったが、新システムで分析したところ、40%が家族連れということが判明し、教育向け展示に切り替え、好評を博している。

 現在同センターではチケットや物販、飲食などさまざまな観点から来館者の傾向を把握できる単一ビューを整備し、従業員や経営層が日々利用している。また来館者がFacebookやTwitterに投稿した来館の感想もIBM Big Data Analyticsに取り込み、来館者ごとにパーソナライズした来館経験を構築するために利用しているという。

 コロラド歴史センターでCOOを務めるキャスリン・ヒル氏はIBM Big Data Analyticsについて「過去の流れから現在の状況をより良く理解できるようになり、将来に向けての意思決定を行えるようになった」と述べている。

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