スマートデバイス普及の影で忘れがちなモバイルCRMのセキュリティCRMとセキュリティ対策

スマートデバイスが普及したおかげで情報共有やコミュニケーションが円滑になった。しかし、セキュリティ対策は大丈夫だろうか。Inside CRMでは2013年4月3日、“Mobile security for CRM”(「CRMのためのモバイルセキュリティ」)と題する記事の中で、ノートパソコンだけでなく、スマートフォンやネットブック、タブレットのセキュリティにも気を配るべきだと警鐘を鳴らしている。

» 2013年04月12日 16時58分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 昨年来、企業内でも普及が進むタブレット端末やスマートフォン。2012年11月、矢野経済研究所が発表したアンケート結果によると、法人のタブレット導入比率は2011年比で2倍増。また同時期に発表されたGartnerの調査でも、2012年度のタブレット端末とスマートフォンの出荷台数は8億台超になるとされ、タブレット端末に限っていえば、2016年には昨年の3倍以上になるとみられている。

 前出の矢野経済研究所のアンケートでは、スマートデバイス全体の利用目的として「メールの確認(78.5%)」「社内情報の閲覧(69.3%)」などが多く挙っていたが、タブレットになると「販売活動」(販売用カタログ、販促用デモ、販売実績データなど)に利用されているケース(49.4%)も多いという。いずれにせよ、スマートデバイスのおかげで情報共有やコミュニケーションの支障がなくなり、生産性も向上すると思われる。

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