8割が営業人材の不足で売上停滞……中小企業の営業現場、課題は?(1/2 ページ)

中小企業は人手不足解消のためにどのような取り組みを考えているのか。Sansanが提供する中企業向け名刺管理サービス「Eight Team」が調査を実施した。

» 2025年08月29日 10時38分 公開
[サトウナナミITmedia]

 少子高齢化などの影響により、社会全体で働き手不足が課題となっている。そのような中、中小企業は人手不足解消のためにどのような取り組みを考えているのか。Sansanが提供する中小企業向け名刺管理サービス「Eight Team」が調査を実施した。

photo 「中小企業における営業の人手不足」に関する調査(写真AC)

 中小企業の経営者および営業担当者で、営業担当の人手不足を「非常に感じている」「やや感じている」と回答した人は合わせて52.8%に上った。役職別に見ると、営業担当者の61.4%が人手不足を「感じている」と回答し、経営層よりも14.4ポイント高い結果となった。営業担当者の方がより深刻に受け止めている実態が明らかになった。

photo 営業担当の人手不足を感じるか(Sansan調べ)
photo 【役職別】営業担当の人手不足を感じるか(Sansan調べ)

 人手不足の影響について、80.1%が「売り上げの停滞・伸び悩みを感じている」と回答した。また、78.7%が「新規顧客の開拓が後回しになっている」、75.3%が「中長期的に必要な施策(営業戦略・業務改善など)が後回しになっている」とし、将来的な売り上げ基盤をつくるための営業活動が十分に行えていない状況が浮き彫りになった。

photo 人手不足の影響を感じるか(Sansan調べ)

 回答した人からは「新規顧客の開拓ができていないので、業績が下がっている」(大阪府、医療・ヘルスケア業)、「既存顧客への対応に追われており、新規開拓が滞っている。そのため、機会損失など数年後の経営に影響が及ぶと想定される」(神奈川県、その他業界)、「日々の顧客対応で手いっぱいになり、研修やスキルアップが行えない」(愛知県、その他業界)などの声が寄せられた。

 今後取り組みたい施策については、「営業人員の採用強化」が最も多く58.7%に上った。次いで、「営業活動の生産性向上」(35.4%)が続いた。人員増強を理想としながらも、生産性向上への取り組みも並行して重視している様子が明らかになった。

photo 今後取り組みたい施策(Sansan調べ)
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