今こそ、“スモールデータ”を見直そう――ビッグデータ・カオスの時代に成功するマーケティングとはビッグよりスモール

マーケティングコンサルティングファーム・Convergination社の共同設立者兼CEOのPushkar Sane氏は、「私見だが、ソーシャルマーケティングにおけるビッグデータの利用は間違っている」と言う。その理由は全部で5つある。

» 2013年03月27日 15時39分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 マーケティングだけでなく、ビジネス全般にわたって、成功の切り札と言われている「ビッグデータ」というキーワード。単なる流行語(バズワード)という見解がある一方、オラクルやIBMのように、ビッグデータ技術を背景にしたマーケティング・ソリューションを展開するベンダもあり、こうした状況から「ビッグデータの実用段階に入った」と、見る向きもある。メディアもビッグデータという流行を煽るので、「あらゆるビジネス課題が解決できる」と過度の期待を抱く企業も少なくない。

 こうしたビッグデータ・カオスの時代、あえて「スモールデータに目を向けよう」と促しているのが、マーケティングコンサルティングファーム・Convergination社の共同設立者兼CEOのPushkar Sane氏だ。2013年3月26日、ClickZ.asiaに発表した“Focus on Small Data to Succeed in Big Data Chaos”(「スモールデータにフォーカスし、ビッグデータ・カオスの中で成功する」)というコラムの中で、「私見だが、ソーシャルマーケティングにおけるビッグデータの利用は間違っている」と一刀両断する。その理由は5つある。

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