企業がPR会社に一番期待することは何だろうか。
PR会社と契約している多くの企業は、「パブリシティの獲得」「メディアとの人脈、リレーション」などと答えるだろう。また、実際問題として、PR会社のパフォーマンスを分かりやすく示すものは、結局のところ露出量になってしまうことが多い。
しかし、長い期間、広報関連の業務に関わり、インハウスとエージェンシーの双方の立場でさまざまなケースを見てきた立場からすると、実際に企業から絶大な信頼を得て、長く良好な関係を築いているPR会社は、決してメディアでの露出や人脈だけで評価されているわけではないと感じる。
- 第1回 大手だから安心!? 実績はどこまであてになる?
知名度を上げたい、自社サービスや製品への注目を集めたい、メディアでの露出を増やしたい――。そのようなことを期待して、PR会社のノウハウを活用したいと考える企業は多いが、一方で、いざPR会社と契約をしても、期待した効果があまり上がらないといった不満もよく耳にする。自社に合ったPR会社を選ぶには、どのようなことに注意すればよいのだろうか?
- 第2回 PR会社は魔法使いではない!
企業の担当者は、PR会社がメディアでの報道を魔法のように増やしてくれる存在ではないことを肝に銘じて、早い段階から相談をしたり、社内への説明や調整役として動かなければならない。
- 第1回 PR業界人の悩み――成功パターンが崩壊したいま、僕たちが考えること
ITの普及は消費者を取り巻く情報環境を一変させた。企業PRの観点からすると、このような環境変化は良かったのか、悪かったのか……。マスメディアを中心としたPR戦略の基本パターンが崩壊し、新しい時代のPR手法が求められる時代。電通PR 細川氏のメッセージを送る。
- 第2回 PRは「公共との良好な関係作り」
PRに今、求められているのは、メディア掲載のための安直な手法ではなく、PRの本来の意味である「公共との良好な関係作り」だ。電通PR 細川氏によるPR原論第2回。
- 第1回 13文字で伝えるニュース――ヤフー・トピックス
「読まれないけれど、価値の高いと思われるニュース」をどう伝えるか――。新聞記者や放送記者など元マスコミ関係者を中心とした約20人で構成される編集部の創意工夫が、あの「ヤフー・トピックス」を作り上げている。
- 第2回 気をつけたい「釣り見出し」 必要な自制と長期的な視点
ヤフー・トピックスの見出しを巡る考えを紹介する。読者をがっかりさせないことが見出し作成のポイントである。短期的なアクセス増加につながりやすい「釣り見出し」は、長期的にみると、メディアにとってマイナスに作用する危険な飛び道具だと言える。
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