ヤフーとMediaMind Technologies(以下、MediaMind)は10月31日、 ディスプレイ広告及びビデオ広告領域での業務提携に合意したと発表した。
この提携に先立ちヤフーでは友澤大輔氏を室長とするマーケティングイノベーション室(YMO:Yahoo! Marketing innovation Office)を設立し、同社のマーケティング事業の刷新を計画していた。
その刷新計画によると、リスティング広告は新たに「プロモーション広告」と名称を変え、“ユーザーの行動を促す広告”と新たに定義し直す。商品ラインアップは検索連動型広告とインタレストマッチ広告という2本柱であることに変わりはないが、CPCのみだった効果計測指標にCPMを追加し、さらに、PC中心だったメディアメニューにスマートフォンを追加するなどの改良を加える。さらにクリエイティブについても、テキスト広告に加え、イメージと映像の展開を可能にする。これらの刷新に伴い、アドネックワークの名称を「YDN」(Yahoo! JAPAN Display Network)に変更する。今後は、検索、ニュース、イベント、買い物……といった(これまで活用していなかった)同社のインハウスデータを分析し、マッチングの精度向上に反映させていく考えだ。2013年1月末にスタート予定。
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