第5回 「顧客」「チャネル」「キャンペーン」の組み合わせを最適化して、場当たりマーケティングから卒業【連載】今度こそマスターするぞ! データ分析

マーケティング最適化は、マーケティングにおけるキャンペーン管理/自動化の成熟度の最高位に位置付けられる。マーケティング最適化を導入しているマーケティング組織の事例を見ながら、複数のキャンペーンを実施する場合の見込み顧客の最適化を例に、マーケティング最適化の効果を考える。

» 2012年09月21日 08時00分 公開
[北川裕康,SAS Institute Japan]

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 デジタルなマーケティングチャネルの増加によって、顧客接点のチャネルが増え、ダイレクトマーケティングの複雑性が加速しています。私たちは、限られた予算やマーケティングチャネルのキャパシティという制約のもと、最適な見込み顧客に最適なオファーをどのようにターゲティングするのかという難しい意思決定を行う必要があります。しかも、将来の売上を減少させることなく、大量のメッセージで顧客を失わずに、です。特に1社で複数のキャンペーンを同時に実施するときに、顧客のアテンションをがっちりつかむためには、管理しないといけない多くの事項が生じてしまいます。今回は、マーケティング、特に複数のキャンペーンを実施する場合の最適化について、一緒に考えてみたいと思います。

マーケティング最適化のマジック

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