ロイヤリティ マーケティングは、10〜60代のSNS利用者を対象に、SNS情報の信用度に関する調査を実施し、結果を公表した。
ロイヤリティ マーケティングはTOKYO FM「馬渕・渡辺の#ビジトピ」と共同で、「SNS情報の信用度に関する調査」を実施した。調査対象は共通ポイントサービス「Ponta」会員の中で「Pontaリサーチ」に会員登録をしている10〜60代のSNS利用者1200人。
情報の信用度が高いメディアは、1位が「テレビ」(43.5%)、2位が「新聞(一般紙)」(36.7%)だった。「SNS」は13.1%にとどまった。
情報の信用度が高いと思うSNSの種類を質問したところ、「特になし」という回答が6割近くを占めた。それを除くと「YouTube」「X」「Instagram」がそれぞれ約2割で上位になった。
SNSで発信される情報をどの程度信用するかを聞いたところ、「完全に信用する」が1.9%、「ある程度信用する」が45.9%で、合わせると全体のおよそ半数が「信用する」と回答した。この結果を年代別で見ると、若年層で信用する割合が高く、中でも10代は約6割がSNSの情報を信用していることが分かった。
また、SNSは信用できる情報収集手段だと思うかを聞いたところ、全ての年代で「どちらともいえない」が最も高く、次に「いいえ」が多かった。ここでも10代と20代が他の年代よりも割合が高く、約3割が「はい」と回答した。
SNSで見た情報を、自分なりに事実確認(ファクトチェック)するかを聞いたところ、「毎回確認する」が12.3%、「たまに確認する」が49.2%となり、合わせて全体の61.5%が「確認する」という結果になった。年代別に見ると、年齢層が若くなるほどファクトチェックの実施率が高く、10代では約8割となった。一方、60代では4割程度にとどまった。
SNSのアルゴリズムがユーザーごとに表示内容を最適化していることについては、「知っている」と回答した人は全体の35.1%にとどまり、「知らない」が64.9%を占める結果となった。年代別では、10代で約4割、20代ではおよそ半数が「知っている」と回答しているのに対して、50代と60代では認知率が約2割だった。
全体として、SNSについての意識は世代間で差があることがうかがえる。
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