X(旧Twitter)のいいね欄非公開化に対するZ世代の反応を調査したところ、いいね欄の意外な使われ方が見えてきました。
新卒採用支援事業を手掛けるRECCOOは、同社が運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス「サークルアップ」において、X(旧Twitter)のいいね欄の非公開化(プロフィール欄にあった特定ユーザーが「誰のどの投稿に『いいね』をしたかを表示する機能」が非公開になったこと)に対するZ世代の反応について調査しました。
サークルアップに登録している大学1〜4年生200人に「Xで自分以外のアカウントの『いいね欄』が見られなくなったことをどう感じていますか」と尋ねた結果、「やや反対+かなり反対」が36.3%と4割近くに達しました。
調査によると、いいね欄が閉鎖される以前は、Z世代の59%が他人のアカウントのいいね欄を見ることがあったと答えています。
「『いいね欄』を見ることで、そのアカウントの『人となり』が分かると感じますか」という問いでは、「やや感じる」「かなり感じる」の合計が59%。Z世代にとっていいね欄は、Xアカウントの「人となり」を知るために一定の役割を果たしていたようです。
同項目の自由回答欄では、いいね欄を「そのアカウントの人気を知るため」「共通の友人を探すため」「共通の趣味がある人であれば、情報収集に役立つため」「ROM専(投稿をしないアカウント)が動いているのかを確認するため」といった用途で役立てているという声も。Z世代はいいね欄を見ることで情報収集をしたり、特定アカウントの運用状況を把握していたりしたことが分かりました。
「今後Xアカウントの『人となり』を知りたいとき、何を参考にする予定ですか」という質問には、「ポスト」「プロフィール」「アイコン」を使って情報収集するという回答が多くありました。
「いいね欄」の閉鎖は、SNSを使いこなすZ世代特有の情報収集法に少なからず影響を及ぼしているようです。
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