赤ちゃん本舗が「AdCoinz」を導入 アカチャンホンポ120店でリテールメディアを展開QRコードをスキャンで専用QUOカードPay発行

赤ちゃん本舗は、LMIグループが提供する店舗内デジタルサイネージ広告「AdCoinz」を、2024年6月1日からアカチャンホンポ120店で導入した。

» 2024年06月06日 12時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 赤ちゃん本舗は、LMIグループが提供する店舗内デジタルサイネージ広告「AdCoinz」を、2024年6月1日からアカチャンホンポ120店で導入した。AdCoinzはユーザーへのリワード提供を伴うことを特徴とする。ユーザーが店舗内に設置されたデジタルサイネージに表示された広告内のQRコードをスキャンし、広告主が指定するアクションを実行すると、その場で利用できるデジタルギフトを受け取れる仕組みだ。赤ちゃん本舗は今回、アカチャンホンポ限定で利用可能な「QUOカードPay」を提供する。

購買意欲の高い見込み客獲得と広告効果測定を実現

AdCoinzの設置イメージ(画像は赤ちゃん本舗のプレスリリースより、以下同)

 購買行動に最も近い顧客接点である小売り店(オンライン/オフライン)をメディア化する「リテールメディア」のトレンドが注目されている。店舗内デジタルサイネージには、消費財の「ついで買い」を後押しするような販促的な役割が期待されるのが一般的だが、AdCoinzはその店で売られているものだけにとどまらず、店舗と関連性の高い商材の広告を掲出する。

 アカチャンホンポは現時点で保険の広告を掲出している。LMIグループ取締役副社長・共同創業者の望田竜太氏によれば、今後も教育や住宅、ヘルスケアなど、来店者と親和性のありそうな広告主の出稿を狙っているという。

家族や子育てに関する広告を掲出

 Adcoinzが目指すのは「消費者、広告主、リテール(ロケーションオーナー)のための三方良しの広告プラットフォーム」(望田氏)だ。ユーザーに対してはリワードを通じた顧客体験価値を、広告主に対しては関連性の高い見込み客情報を効果測定可能な形で提供する。そしてもちろん、サイネージを設置した店舗には売り上げをもたらすというわけだ。

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