ブレインパッドは、GCP上に構築したデータ基盤をCDPに進化させる新機能を「Rtoaster insight+」に追加したと発表した。
ブレインパッドは、同社が提供するCDP「Rtoaster insight+」に、Googleのクラウドサービス「Google Cloud Platform(GCP)」のデータ分析サービス「Google BigQuery」で管理されているデータをシームレスに統合するデータフェデレーション機能を提供開始した。
Rtoaster insight+を使用するマーケターは新機能により、データ連携に手間をかけることなくGoogle BigQueryに集約した顧客データを直接Rtoaster insight+で利用可能になる。
新機能を活用することで、これまでのGoogle CloudとRtoaster insight+を連携させたCDP構築と比較して導入費用の約20%が削減され、導入期間も約50%が短縮する。加えて、量・種類ともに増え続けるデータに対応するためのメンテナンスコストやデータ基盤の利用者のサポート業務にかかるIT部門の負荷を軽減する。また、マーケターがマーケティング施策を実行する際に発生するデータの転送やコピーにかかる負担を軽減でき、各施策をスピーディーに展開できる。
さらに、カスタマーパーソナライズプラットフォーム「Rtoaster action+」ともシームレスに連携できるので、Google Cloud上の顧客データを、さまざまなレコメンドアルゴリズムやレコメンドルールによるパーソナライズに効率的に活用できる。
従来、顧客データを集約してデータ分析やマーケティング施策に活用するためには、企業は複数のデータソースを統合する大規模なデータ移行やETL(抽出、変換、ロード)プロセスを実行する必要があった。また、既にGCPにデータ基盤があったとしても、マーケター自らがそのデータを容易に利用できるかという点において課題があった。そこでブレインパッドはGCP上のデータをスムーズにマーケティングに活用したい企業向けに、Rtoaster action+を「Google Cloud Marketplace」にて提供するなど、各種機能の拡張や利便性の向上を図ってきた。
今回提供開始したデータフェデレーション機能により、マーケターはデータを活用しやすい環境をスピーディーに構築できるようになる。
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