J-WAVEが「ポッドキャスト×NFT」の音声ファンマーケティングサービスを開始第一弾はスズキのバイク

J-WAVEは、ポッドキャストとNFTを組み合わせた音声ファンマーケティングサービスを開始した。リスナーのロイヤリティー向上が目的。

» 2024年04月12日 16時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 J-WAVEは、リスナーのロイヤルティー向上を目的に、ポッドキャストプログラムとNFT(非代替性トークン)を組み合わせた音声ファンマーケティングサービスを開始した。第一弾として、スズキのバイク「KATANA」のファンコミュニティー活性化を目的としたポッドキャスト番組『福田さん!どうしてKATANAに乗らないの!? supported by SUZUKI』を配信。スマートフォンやPCでラジオが聴けるサービス「radiko」で同番組の全4エピソードを聴いたリスナーを対象にNFTデジタルステッカーを配布する。このNFTを認証キーとして番組のリスナーは特別なポッドキャストエピソードにアクセスできる。

J-WAVEとスズキはこれまでどうNFTに取り組んできたか

(画像提供:J-WAVE)

 J-WAVEでは2023年5月よりradikoで月50時間以上J-WAVEを聴いたリスナーに、ロイヤルリスナーの証明書である「NFTデジタルステッカー」を月替わりでプレゼントするサービス「J-WAVE LISTEN+」を実施している。NFTデジタルステッカーの保有数に応じてさまざまな体験を提供しており、これまでにリスナー限定リアルイベントやオンラインイベントを実施するなど、オンライン/オフラインで楽しめる施策が評価され、既に1万人を突破するエントリーを記録している(関連記事:「『J-WAVE LISTEN+』が目指すラジオのデジタルイノベーションとは?」)。

 スズキも、2023年9月に浜松で開催したイベント「KATANAミーティング2023」の来場者に、来場証明としてNFTデジタルステッカーを配布したことを皮切りに、NFTを基軸としたKATANAファンコミュニティを活性化する施策をスタート。その一環として、J-WAVEとコラボレーションし、「J-WAVE LISTEN+」の仕組みを活用した本Podcastサービスの実施に至った。

 NFTデジタルステッカーを受け取るためには、スマートフォンでradikoのアプリをダウンロードし、必要な設定を済ませ、特設ページでエントリーをした上で番組を聴く必要がある。

 J-WAVEはradikoでのポッドキャスト聴取データを自社のリスナーデータプラットフォームであるCCP(Customer Communication Platform)に格納。通常のラジオ番組だけでなくポッドキャストの聴取データを活用し、リスナー分析やファンマーケティングを実施している。

 今回の番組内容は、バイク大好き芸人であるチュートリアルの福田充徳さんがKATANAファンとともにその魅力をポッドキャストで配信するもの。聴取者へのNFTや特別エピソードへのアクセス権のプレゼントを実施することで、参加リスナーのロイヤルティー向上につなげる目的だ。

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