Z世代向けに実施したSNS利用実態調査の結果です。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループでTポイント(2024年4月24日からVポイントに改称)プログラム関連事業を手掛けるCCCMKホールディングスは、全国16〜24歳の男女1564人を対象に、SNS利用実態について調査を実施しました。
Z世代が日常のどのタイミングで自由時間(趣味、SNS、ショッピングなど)を過ごしているかを職業×性別で分析しました。各時間帯別の行動について聞くと、学生(高校、大学・大学院など)は自由時間が15時以降に20%を超えて高くなりました。最も多くの人が自由時間を過ごしているのは21時〜22時59分で、どのグループでも50%を超えました。それ以降の時間では、社会人は男女問わず23時〜0時59分で自由時間を過ごしている人が30%台まで減っていました。
自由時間の行動の一つであるSNSへの意識や利用実態に付いても調査しています。「気になったものはすぐにSNSで検索する」に対して「非常にあてはまる」「ややあてはまる」と回答した割合は、学生(高校)/女性で79.2%、学生(大学・大学院など)/女性で70.5%と、特に学生/女性に多く見られました。
「SNSやインターネットの情報を見ていて疲れることがある」も女性の方が高い結果となりました。女性は検索ツールの一つとしてSNSを活用しつつも、いわゆる「SNS疲れ」を感じている人も多いことが見て取れます。
「平日における各SNSの利用時間」において、Z世代の全てのグループで「YouTube」は利用率が9割を超え、1日1時間以上利用している人の割合は57.2%と、他のSNSと比べて最も高い結果になりました。「TikTok」は他のSNSと比べると利用率は51.5%と低いものの、利用者のうち1時間以上利用している人の割合は41.7%と、Z世代全体でYouTubeに次いで多くなっています。
Z世代全体で1時間以上利用しているSNSが「なし」の人は29.0%で、残りの71.0%はいずれかのSNSを1時間以上利用していることが分かりました。また、1時間以上利用しているSNSが2つ以上ある人はどのグループでも、男性より女性の方が多くなりました。
1時間以上利用しているSNSの数別に生活への満足度を分析したところ、1時間以上利用しているSNSが「なし」の人は平均点65.5点・中央値70.0で、最も現在の生活への満足度が高いことが分かりました。
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