インターネット広告で不快に感じるものは「消せない広告、閉じにくい広告」が5割弱、「画面全体に表示」「興味がない・関係ない内容の広告」「別画面やポップアップで自動的に表示」も各40%台に上りました。
マイボイスコムは、6回目となる「インターネット広告」に関する調査を2024年3月1日〜5日に実施し、9495人の回答を得ました。
同調査では表示された広告や読んだ状況などについて聞いています。直近1年間に、インターネット利用時に表示された広告の種類を複数回答形式で聞いたところ、最多は「画面端に表示される画像の広告(バナー広告)」(77.2%)でした。「画面端に表示される動画の広告(動画広告)」「コンテンツや記事の間に表示される広告」は各6割弱となっています。また、過去調査と比べて「画面全体に表示される」が増加しています。
直近1年間にインターネット広告が表示された人のうち、広告の内容を「だいたい読む」「内容やタイミングなどによっては、読むこともある」人は合わせて34%でした。
内容を読んだ広告は「興味がある商品・サービス・企業等」(41.8%)が最多。内容を読んだ広告の種類は「画面端に表示される画像の広告(バナー広告)」が16.8%、「コンテンツや記事の間に表示される広告」が9.5%、「YouTube等の動画サイトの、スキップできない動画広告」が8.0%という結果でした。
インターネット広告が表示された際に行ったことは「広告を閉じた」「間違えてクリックした」が各5割強、「クリックした(意図的に)」が22.6%でした。過去調査と比べて、「広告を閉じた」「その広告が表示されたWebサイト・アプリを見るのをやめた」が増加しています。
インターネット広告で不快に感じるものを聞くと、最多は「消せない広告、閉じにくい広告」が49.1%で、「画面全体に表示される」「興味がない・関係ない内容の広告」「別画面やポップアップで自動的に表示される」も各40%台を占めました。
「広告を届けたいターゲットにきちんと当てたい」「リーチを確保したい」というのは広告主の偽らざる本音かもしれませんが、せっかく届いた広告が受け取る側に不快感を与えてしまっては本末転倒。適切な広告体験をデザインしたいものです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.