公式オンラインストアでのNFT販売や特別デジタル空間「NFTゲージ」プロトタイプ版をオープン。
東急電鉄とSUSHI TOP MARKETINGは、NFT(非代替性トークン)を用いたデジタル顧客接点獲得のための「TOKYU RAILWAYS NFT PROJECT」において、2024年3月25日に新たな取り組みを開始する。具体的には公式オンラインストアでNFTを数量限定で販売開始する他、NFT保有者のみがアクセスできる特別デジタル空間「NFTゲージ」のプロトタイプ版を期間限定でオープンする。
同プロジェクトは、池上線・東急多摩川線の2人の運転士による、東急電鉄社員限定のアイデア提案制度を通じた投稿がきっかけとなって始まったもの。鉄道ファンに加えて東急線沿線の在住者や来街者に向けて、東急電鉄ならではの魅力的なNFTコンテンツの提供を行うとともに、今までにないNFTの新しい楽しみ方を提供することを目指している。2023年3月の東急新横浜線開業イベントよりスタートし、記念NFTの無償配布に加えて、デジタルスタンプラリーの景品としてのNFT提供などを実施してきた。
新たに開始するNFTの販売は、鉄道車両3Dデータやデジタル写真などを予定している。公式オンラインストアはSUSHI TOP MARKETINGの「NFTコンビニ」を採用し、クレジット決済で気軽にNFTコンテンツの購入が可能になる。
集めた一部のNFTは「NFTゲージ」プロトタイプ版において「図鑑機能」として、デザイン仕様などの閲覧に加えて、「シミュレーション機能」として鉄道車両3Dデータのデジタル空間での走行を楽しむことができる。ユーザーからの意見やニーズを踏まえ、プロトタイプ版の期間延長や機能拡張も検討する。
現在実施中の「(旧)目蒲線全線開通100周年記念限定NFTラリー」をはじめとした、東急線沿線イベントなどと連携して限定NFTの無償配布も継続して実施する。また、ユーザーが保有するNFTの種類や数に応じた特別NFTのプレゼントや限定イベントへの招待など、NFTを「集め、飾り、遊ぶ」ことを応援する特典提供を検討する。さらに、デジタルチケットサービス「Q SKIP」にて販売する企画乗車券とも連携し、東急線沿線に訪れたいと思ってもらえる新たな施策の実施を目指す。
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