デジタルマーケティング職のビジネスパーソンは、現在の就業環境をどう捉えているのでしょうか。
プリンシプルは、デジタルマーケティング職に従事する人が自身の働く環境についてどのように感じているのか、その実態を明らかにすることを目的に調査を実施しました。調査対象は現役デジタルマーケティング職のビジネスパーソン315人とデジタルマーケティング職についたことのないビジネスパーソン285人の合計600人。職務上の成果が評価や給与に反映されているか、職務に関する学習への投資に会社が積極的かといった質問を10問用意し、それぞれに「非常に望ましい」「やや望ましい」「あまり望ましくない」「全く望ましくない」といった4つの選択肢を提示。「望ましい」(「非常に望ましい」と「やや望ましい」の合計)と回答した割合を調べました。
その結果、10の質問のうち8問でデジタルマーケティング職が非デジタルマーケティング職より「望ましい」と回答した率が高くなりました。特に、職務に「自身の意見が反映されやすいか」「職務上での成果が給与に反映されやすいか?」「会社は職務上の学習に投資してくれているか」については、デジタルマーケティング職と非デジタルマーケティング職で10ポイント以上の差が付いています。デジタルマーケティング職は概して自身の就業環境を望ましいものと捉えているようです。
調査では個人の働き方の実態に関する質問もしています。「仕事に多少でも関係する学習時間はおよそ週何時間ありますか? 職務時間以外の学習時間をお答えください」という質問では、「1時間未満」が非デジタルマーケティング職では61.75%にも達していたのに対してデジタルマーケティング職では17.78%。デジタルマーケティング職は過半数が毎週3時間以上を学習に使っていることが分かりました(「10時間以上」が7.62%、「5時間以上10時間未満」が16.51%、「3時間以上5時間未満」が31.11%)。
「あなたは、現在、どの程度リモートワークをしていますか。ご自身の現在に最も近しいものを選んでください」という質問では、非デジタルマーケティング職の67.72%が「リモートワークはゼロ」だったのに対しデジタルマーケティング職はその半分以下(30.48%)でした。
働き方が柔軟で学習意欲も旺盛なデジタルマーケティング職の特徴が分かりやすく反映された結果と言えそうです。
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