業務でSNSアカウント運用を担当している人に向け、SDGsの観点から、役立つノウハウをお伝えします。
2015年の国連サミットで採択されて以来、「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)」という言葉をさまざまな場所で目にするようになりました。SDGsへ本格的に取り組む企業も増えてきており、今後も社会の課題と自社商品などを関連付けてメッセージを発信する機会は増えてくるものと思われます。この連載では、メッセージ発信の場となり得るSNSの運用について、SDGsの観点から留意すべきポイントを整理します。
企業にとってのSNSは、新商品やキャンペーンのお知らせをするだけにとどまらず、ユーザーとコミュニケーションを図ったり自社のメッセージを発信したりする場となりつつあります。非常に多くの人の目に触れるSNSはユーザーからの認知拡大や好意形成に役立ちますが、一方でその運用を一歩、いいえ、半歩間違えるだけでも、「炎上」など深刻な問題を引き起こす可能性があります。
特に近年は、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)など新たな社会課題への関心の高まりゆえに、今まで気にされていなかった観点から、企業SNSアカウントでの投稿が問題視され、炎上してしまうケースもあります。企業のSNS担当者には、これまで以上に、他者や社会への思いやりが大切になってきているのです。
この連載では、SNS投稿などのコンテンツを作成する際、悪気なく誰かを傷つけてしまわないために、ひいては炎上を防止するために注意すべきことを、社会課題やSDGsの観点から、具体的な事例や手法も交えてご紹介します。
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