Brightcoveは、世界各地で収集した数億のデータを分析して動画コンテンツ視聴実態を示唆するレポート「Brightcove Global Video Index」を発表しました。
動画配信クラウドサービスの大手プロバイダーであるBrightcoveは、同社のサービスを利用する世界各地の顧客に由来する数億のデータを分析して動画コンテンツ視聴実態を示唆するレポート 「Brightcove Global Video Index」の2020年第1四半期版を発行しました。
この時期、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響で世界中のビジネスパーソンが外出自粛を余儀なくされましたが、その影響で企業が提供する動画の利用が活性化しているようです。
今回のレポートは、企業が提供している動画の再生回数が前年同期比91%増となったことを明らかにしています。多くの企業がおしなべてテレワークに移行した3月は動画再生回数が同四半期全体の41%以上を占め、同月後半だけで同四半期の動画再生回数全体の23%を占めています。
欧米では都市封鎖(ロックダウン)により多くの小売業が休業に追い込まれましたが、それにもかかわらず世界の小売業関連の動画視聴は前年比135%と大きく成長しました。小売業者が提供する動画に関する視聴トレンドの変化をデバイス別に見ると、スマートフォンからの視聴が前年比253%と、突出して伸びています。
リモートワークを前提としつつビジネスを止めないためには動画を活用したコミュニケーションが欠かせません。また、リアルの販売チャネルが機能しない中でそれに代わる顧客体験をECで提供するためには、やはり動画が重要になってきていると言えそうです。
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