主婦の3人に2人が、チラシが少ないと感じているようです。
凸版印刷のグループ会社で電子チラシサービス「Shufoo!」を運営するONE COMPATHは、2020年5月27日から6月7日にかけて「新型コロナウイルスの影響による買い物動向の変化」に関するアンケート調査第2弾を実施しました。ゴールデンウイーク期間に実施した第1弾の調査(関連記事)では長引く外出自粛で食費や料理にかける時間に変化が生じていることが明らかになりましたが、全国的に緊急事態宣言が解除された直後に実施された今回の調査でも、幾つかの発見がありました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行後、店舗からのチラシやお知らせの量・頻度に関して「非常に少ない」「少ない」と回答した割合が66.9%に上りました。回答者に対してチラシが少ないことで具体的にどのようなことに困るのかを聞くと「お買い得商品が何か分からない」「献立が決まらない」「どこに何を買いに行けばいいか判断しにくい」などの声が挙がりました。
最近インターネットでよく見るものについて聞くと「ニュース」(82.5%)ガ圧倒的に多く、「料理方法、レシピ」(53.9%)、「自治体、政府発信の情報」(42.4%)と続きました。また、「お店や施設の営業情報」(40.0%)、「買物情報サイト」(35.4%)という結果になり、チラシの自粛や営業時間の変更など、店舗が通常とは異なる状況が続いたことから、いつも以上に能動的に情報を取得する意欲が高まっていたと考えられます。
今回の調査では、政府が国民に一律10万円を支給する特別定額給付金について、申請予定のある人に対して使い道を聞いています。その結果、トップは「貯蓄」(40.2%)で、「普通の食料品」が25.7%、「ローンなどの返済」(17.4%)、「家賃」(5.9%)と、生活費に充てるという回答が圧倒的に多く集まりました。
一方で、「外食・テイクアウト・デリバリー」(16.2%)、「旅行・レジャー」(15.9%)、「少し豪華な食料品」(9.4%)と、外出自粛の反動によるリバウンド消費の意欲も見られました。
不自由を強いられた分、思う存分消費したい気持ちは誰でも多かれ少なかれ持っているはず。一日も早いコロナ禍収束が待ち望まれます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.