「SNOW」「Ulike」「LIPS」――SHIBUYA109 lab.「女子高生・女子大生のスマホの必須アプリ調査」今日のリサーチ

女子高生・女子大生の「ダウンロード必須アプリ」9選とは。

» 2020年03月25日 17時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab.(シブヤイチマルキューラボ)」は、around20(15〜24歳)の「スマホの中身」に関する調査を実施しました。今回は一都三県の女子高生・女子大生を対象としたWeb調査に加え、東京・渋谷の商業施設「SHIBUYA109渋谷」への来館者調査(SHIBUYA109ガールズ調査)、グループインタビューを行っています。

 Web調査の結果、ダウンロードしているアプリのカテゴリーは多い順に「SNS」(84.0%)、「動画視聴(無料)」(75.8%)、「コミュニケーションアプリ」(73.8%)でした。アプリをダウンロードするきっかけについて、最も参考にしている情報は「友達の口コミ」(38.5%)。次いで「アプリストアのランキング(34.8%)」「YouTube広告(21.3%)」という結果になっています。

 調査で明らかになった若年女性の必須アプリは以下の9つです。

 電話とメールに代わるメインの連絡手段は「LINE」。グループインタビューでは、仲の良い友達でも「LINEアカウントは知っているが電話番号は把握していない」という声が多数挙がりました。

 「Twitter」「Instagram」「YouTube」は情報収集源であり、コミュニケーションツールでもあります。最近は「友達と最初に交換するのは『LINE』ではなく『Instagram』のアカウント」という意見も多いようです。

 トレンドとなるアーティストや楽曲、インフルエンサーの発信源は「TikTok」。「TikTok」で撮影したものを「Instagram」のストーリーズに投稿するなど、SNSを横断した動きも見られています。

 「SNOW」「Ulike」は人気の自撮り用カメラアプリ。スタンプ機能を楽しむときは「SNOW」、ナチュラルに盛れる「Ulike」と、複数のアプリを使い分けているようです。

 ちょっとしたお小遣い稼ぎに「メルカリ」を利用しているという人も多いようです。「いらなくなった『ヲタ活』グッズや洋服、コスメなどを販売している」という声や、「オリジナルグッズを作り販売している」など、販売を目的とした利用に加え、定価では手が届かないブランド品を中古で安く購入したいというニーズもあるようです。

 「LIPS」は、コスメやヘアカラー、ネイル、スキンケアなどの口コミやハウツー情報がチェックできるアプリ。around20は“失敗しないための情報収集”に力を入れる傾向にあり、信頼できる人のおすすめする口コミをSNSやアプリを駆使し入念にチェックしているということです。

アプリの配置・整理の工夫やこだわり

 around20のスマホ画面には、アプリの配置・整理方法に工夫があります。類似アプリをフォルダにまとめてフォルダネームを自分流にアレンジしたり、スマホの背景画面に設定している好きなアーティストやコンテンツの画像をしっかり確認できるよう、アプリの配置を調整したりするなどのこだわりがあります。

スマホ画面イメージ

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