「バズる」から「課題解決」へ、オンライン動画2018年の傾向「BOVA」贈賞式開催(1/2 ページ)

宣伝会議はオンライン動画コンテスト「BOVA」の第5回贈賞式を開催した。一般公募部門では「曲名しばり物語『別れても好きな人』」がグランプリに輝いた。

» 2018年04月21日 09時00分 公開
[織茂洋介ITmedia マーケティング]

 宣伝会議は2018年4月20日、東京・渋谷の東京カルチャーカルチャーにおいて、第5回「Brain Online Video Award(以下、BOVA)」の贈賞式を開催した。これは、同社が発行する広告・クリエイティブの専門誌である月刊『ブレーン』が主催するオンライン動画のコンテスト。今回は一般公募部門と広告主部門の2部門で計24点の入賞作品を選出した。

贈賞式 贈賞式の模様

一般公募部門グランプリは第一興商「曲名しばり物語『別れても好きな人』」

 一般公募部門においては、協賛企業12社から出された課題に対して、解決策となる動画をプロ・アマ不問で募集。広告主部門においては、企業のマーケティング課題のために作られ、すでにオンラインで公開済みの動画の中から秀作を選考した。

 一般公募部門のグランプリは、第一興商の課題(もっと歌いたくなる動画)への応募作品『曲名しばり物語「別れても好きな人」』。広告主部門のグランプリは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント「Gravity Cat/重力的眩暈子猫編」だった。

一般公募部門グランプリ「曲名しばり物語『別れても好きな人』」。「もっと歌いたくなる動画」への答えとして、よりを戻したい男性とその元彼女の会話を、全て実在する歌の曲名で構成している。
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広告主部門グランプリ「Gravity Cat/重力的眩暈子猫編」。ソニー・インタラクティブエンタテインメントのPlayStation4用重力アクションゲーム「GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編」の世界観を実写化。撮影は、部屋をまるごと回転させる巨大な「重力変化装置」を使って行われた。

 準グランプリは、一般公募部門がリクルートマーケティングパートナーズの課題(結婚したいと思う人が増える動画)への応募作品「私のおじいちゃんとおばあちゃん」。広告主部門が「働き方改革」への問題提起を踏まえたサイボウズ「ワークスタイルアニメ『アリキリ』」だった。入賞作品の詳細はBOVAのWebサイト(外部リンク)で公開されている。

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