ユーザーの興味・関心を喚起し購買に向かわせるマーケティングのプロセスにおいて、AIが担う“人間らしい問題解決”はどんな恩恵をもたらすのだろうか。
前回の記事「AIの“人間らしい問題解決”を可能にする6つの技術」では、AI(Artificial Intelligence、以下AI)が何をしてくれるのかという問いに答えるべく、現在のAIで解決できる技術について述べた。
6つの技術を組み合わせることで、AIにはより「人間らしい」問題解決が可能になっていく。故にAIは、とりわけマーケティングと相性がいいと私は考えている。
近年、デジタルマーケティングの分野では「マーケティングオートメーション」が注目されている。これはつまり、見込み客のステータスを評価して最適な施策を自動的に実行するという仕組みであり、従来その担い手であった人間には、適切に勘を働かせることができるよう経験の蓄積が求められた。これはまさに、今AIが成し遂げようとしていることそのものである。
人間が行ってきたマーケティングを今後AIがどのような形で代行していくのか、前回の記事にあるAIの6つの技術を当てはめて探っていこう。
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