AIによる広告クリエイティブの最適化実験が英国で進行中【連載】ちょっと気になるWebキャンペーン 第65回

AIを応用した究極の広告がロンドンで試されている。デジタルサイネージを閲覧した人の表情に反応して、ディスプレイされる広告のデザインが自動的に組み替わるのだ。

» 2015年08月10日 08時00分 公開
[赤江龍介Noriyuki Oka Tokyo]

 英国に本社がある広告会社M&C Saatchi が、AI(人工知能)とデジタルサイネージを活用した広告キャンペーン「Artificially Intelligent Poster」を展開している。コーヒーブランド「Bahio」の広告をロンドン市街でテストする取り組みだ。

 本キャンペーンの特徴は、サイネージに組み込まれたカメラで画面を見ている人の顔の表情を認識し、その反応に応じてAIが表示するクリエイティブのデザインを最適化することだ。デザインはフォントやレイアウト、色などの組み合わせを変えて全部で1000通り用意されている。

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