第5回 ヒートマップでSEO担当者の働き方が変わる(後編)【連載】今こそ! ヒートマップ

前編では、「1.『not provided』にヒートマップで挑む」として、オーガニック検索キーワードの収集方法を解説しました。後編では、収集したキーワードとヒートマップツールを活用して、ユーザーのインサイトを掘り出す方法を説明します。

» 2014年10月30日 11時00分 公開
[中田吉彦,Ptmind]

2. ヒートマップでユーザーの「インサイト」を掘り出す

 Web分析業界のトップランナーである小川卓氏。彼は自身の最近の著書の中で、SEOについての重要なことの1点目として、「サイトを訪れる人が望むであろう情報をしっかり用意すること」を挙げています(小川卓著『現場のプロがやさしく書いた Webサイトの分析・改善の教科書 Googleアナリティックスと、その他のツールを使った実践的にノウハウ』P.53(2014年、マイナビ))。

 タイトルタグの書き方をはじめとする内部対策と呼ばれるSEOの対策はたくさんあります。しかし、“Contents is king”(注4)の考え方に従えば、私たちがSEOに臨む際の姿勢は、まずは小川さんの上記の方針に従うべきで、SEOの各種テクニックはそれからです。「サイトを訪れる人が望むであろう情報」を知るためには、Webページ上のユーザーの行動データから、ユーザーの「インサイト」を掘り出す必要があります。ここからのコーナーでは、ヒートマップからユーザーのインサイトを掘り出して、SEOに活かす方法を解説します。

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