「(前編)全然売れなかった……から始まった大逆転劇」に引き続き、土谷貞雄氏に話を聞く。LIXIL、蔦屋書店、HONDA、住友林業……数十社の企業が参画するプロジェクト『HOUSE VISION』とは?
土谷 『HOUSE VISION』は、一企業だけでは実現し得ない大きな問題に対して向き合う、企業の枠を超えた取り組みです。1つの会社でできることは限られています。“未来のくらし”に対しては、色んな企業と色んな角度から考えなければなりません。
そのために、グラフィックデザイナーの原研哉さんと共に、『先んじて大きなプラットフォームを準備しよう』と構想したのが原点です。ここでは、日本人の暮らし方を提示するための情報発信/研究を行なっています。現在は、LIXIL、蔦屋書店、HONDA、住友林業など、日本人のライフスタイルに深く関わる企業が数十社参画してくださっています。
第1回 企業発の「学びのコミュニティ」が重要視される理由
第1回 目指すは企業、生活者、社会のTriple-Winモデル、共有価値創造の実現が競争優位を創造する
第2回 「社会の役に立ち、生活者から共感を引き出す、自社でしかできないこと」を考える
第3回 価値の変遷〜選ばれるための理由となりえる「価値」について考える
第4回 あの「体脂肪計タニタの社員食堂」が生まれたヒントは? 〜Value Reframing 自社の提供価値を再定義することから始めるストーリー〜
第5回 広告枠に依存しないコミュニケーションをビルディングする重要性について
第6回 CSV創造の土台となるBRAND WILLの明示を――【対談】多摩美術大学教授 佐藤達郎先生Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.