熊本県人吉市の老舗蔵元・深野酒造は4月23日、リピーター顧客の向上と販路開拓に向け、セールスフォース・ドットコムが提供するクラウドサービス「Salesforce」を採用していることを発表した。インターネット販売や、醸造所見学者などの個人顧客の情報管理をSalesforceで進めているという。
地元産の米を使った米焼酎「球磨焼酎」を製造する深野酒造は、1823年(文政6年)に創業し、今年で190周年を迎える老舗蔵元。ほか、地元産の野菜をベースにした新しい焼酎の開発を進めるほか、料理や会食など、テーマに応じた球磨焼酎の楽しみ方も提案し、販路を拡大している。Salesforceにより、インターネット販売の受注/出荷状況と顧客情報を連携させ、売上傾向の把握と顧客サービス向上を実現している。
今後は、個人顧客以外に、酒屋や百貨店など量販店との取引管理にSalesforceを利用するほか、シンガポールや香港、台湾など海外向け取引にも適用していく予定。なお、法人向け営業活動の現場では、同じくセールスフォース・ドットコムが提供する企業内ソーシャルネットワークサービス「Chatter」を利用し、営業活動の迅速化/効率化を図っているという。
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