大広若者研究所「D'Z lab.」は、37人へのインタビューと1000人へのアンケートを基に、社会人Z世代の休日の過ごし方を8タイプに分類し、その特徴を明らかにした。
大広とD’Zlab.(大広若者研究所)は、Z世代のライフスタイルの特徴を把握し、クライアント企業がコミュニケーション活動に生かせるようにする目的で「社会人Z世代の休日の過ごし方に関する調査」を共同で実施した。同調査は、ひとくくりでは語れないと言われるZ世代について、彼らの個性や価値観が表れやすい「休日の過ごし方」を探ることで、彼らの多様なライフスタイルを把握し、企業などのコミュニケーション活動に生かすことが目的としている。
調査ではまず、21歳から28歳の社会人Z世代37人に実際の休日のスケジュールや行動などについての考えを聞き、具体的な行動や価値観を探った。さらに、そこから見えた回答者の休日の行動や価値観を抽出し、28歳までの社会人のZ世代1000人を対象に定量調査を実施した。そこから因子分析とクラスタ分析を実施することで、Z世代の休日の過ごし方として8つのタイプを明らかにした。
調査の結果、休日の過ごし方を構成する因子は以下の5つであることが分かった。
これらの因子を踏まえた、社会人Z世代の休日の過ごし方は「おこもり自堕落さん」「多忙アクティブ陽キャ」「詰め込み社交家」「趣味没頭家」「休日こだわりなし派」「基本合わせる系」「ゆったりご自愛系」「生活派ていねいさん」の8タイプに分かれる。
調査エリア別に当てはまるタイプを見ていくと、関東や中部在住者は「基本合わせる系」が多く、関西在住者は「詰め込み社交家」が多かった。
タイプ別の特徴としては「多忙アクティブ陽キャ」と「生活派ていねいさん」は積み立てNISAの利用率が高く、「多忙アクティブ陽キャ」と「ゆったりご自愛系」は結婚願望が強い人の比率が高いなど、行動・生活様式や日常の課題などにおける差異が見られた。
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