Z世代と上の世代で利用率の差が大きいSNSトップ3 1位「TikTok」、2位「Instagram」、3位は?2024年Z世代SNS利用率調査

サイバーエージェント次世代生活研究所が実施した「2024年Z世代SNS利用率調査」の結果が浮き彫りにした新たな傾向とは?

» 2025年02月15日 02時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 サイバーエージェントの研究組織であるサイバーエージェント次世代生活研究所は「2024年Z世代SNS利用率調査」を実施し、その結果を発表した。同調査は全国のZ世代(16〜25歳)の高校生、大学生、社会人1236サンプルおよび上の世代(26〜59歳)1648サンプルを対象に実施。各世代のSNS利用率および認知率を明らかにしている。

Z世代よりも上の世代の利用率が高い唯一のSNSは?

 Z世代が最も利用しているSNSは「YouTube」(利用率86.3%)だった。2位が「Instagram」(同74.0%)、3位「X」(70.8%)、4位「TikTok」(54.8%)という結果になった。Z世代とその上の世代で利用率の差が最も大きかったのはTikTokで、その差は26.6ポイント(Z世代:54.8%、その上の世代:28.2%)だった。2番目に差が大きかったのはInstagramで、その差20.9ポイント(Z世代:74.0%、その上の世代:53.1%)。3番目に差が大きかったのはBeReal.で、差は20.4ポイント(Z世代:21.4%、その上の世代:1.0%)だった。

 一方で、利用率の差が少ないのは「YouTube」だった。差は2.0ポイント(Z世代:86.3%、その上の世代:84.3%)で、YouTubeがあらゆる世代に使われていることが分かる。また、Facebookは唯一、Z世代よりもその上の世代が利用しており、差は10.8ポイント(Z世代9.5%、その上の世代:20.4%)だった。

世代別SNS利用率(出典:サイバーエージェント次世代生活研究所「2024年Z世代SNS利用率調査」、以下同)

 認知率では最も大きな差が出たのは「BeReal.」で、その差は54.2ポイント(Z世代:81.3%、その上の世代:27.1%)、2番目に差が大きかったのは「Discord」で、その差は35.3ポイント(Z世代:61.8%、その上の世代:26.5%)だった。3番目に差が大きかったのはMetaのテキスト型SNS「Threads」。差は28.7ポイント(Z世代:71.2%、その上の世代:42.5%)だった。この3つのSNSのZ世代における認知率は全て6割を超えている。

世代別SNS認知率

 なお、2023年実施の調査結果と比較すると、Z世代では「BeReal.」の利用率が8.2ポイント増の21.4%になっている。その上の世代では「TikTok」の利用率が7.8ポイント増の28.2%で、若者以外にも浸透していることがうかがえる。

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