モバイルECの売り上げの9割がスマートフォン経由――GMOメイクショップの売上調査結果F1層の9割

GMOインターネットグループのGMOメイクショップが運営するネットショップ構築サービス「MakeShop」は4月22日、2012年におけるスマートフォン経由の売上高について調査結果を発表した。

» 2013年04月23日 15時56分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 この調査によると、2012年におけるMakeShopの年間流通総額982億円のうち、スマートフォン・フィーチャーフォン経由のモバイル全体の流通額は15.4%に当たる151億円で、そのうち90.1%の136億円の売り上げがスマートフォン経由だったという。

 本調査は、スマートフォン経由の購入が最も多いと想定される「衣料品」ジャンルに焦点を当て、このジャンルで売り上げが拡大しているネットショップ店舗を対象に実施。20〜34歳までのF1層をターゲットとする「ジュリアブティック」では、スマートフォン経由の購入が売り上げの9割を占めるという。同店では、ターゲット層が物心ついた時からモバイル機器に慣れ親しんでいるということもあり、2012年春のショップ立ち上げ当初から、スマートフォンに特化したサイト作りに注力していた。実店舗と比べ、陳列する品数に限界がないこと、またフィーチャーフォンに比べて画面が大きく鮮明な画像が表示されるスマートフォンに特化したことが、利用者の購入を促したと見ている。

 この結果により、メイクショップでは、ネットショップ開設に当たってはスマートフォン対応がポイントになるとの見解を示し、スマートフォン対応機能を強化。独自デザイン開発機能、決済や会員登録ページなどスマートフォンに最適化したページの追加、キャリア決済連携機能などを追加し、スマートフォン経由の売り上げ向上を支援していく。

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