Dennooは2月5日、複数の投資会社などから累計200万ドルを資金調達したと発表した。
Dennooはバナー広告の「Viewable Time(広告の表示面積の半分以上がユーザーの画面上で露出している時間の長さ)」を計測する技術を持つベンチャー企業である。秋口から資金を募集し、すでにサイバー・コミュニケーションズなどから100万ドルの資金を調達していた。今回ニッセイ・キャピタルやサイバーエージェント・ベンチャーズなどからさらに100万ドルの追加資金調達に成功した。
Dennooは(広告主がViewable Timeが分かる)第三者配信アドサーバーを用いることにより、ユーザーの広告視聴時間に基づいた広告効果の分析ができるとアピールする。また、媒体社には「Viewable Timeが長い広告枠は動画広告に用いる」というように、広告在庫の活用に有用な計測ができると訴求している。
代表の長山大介氏は「アメリカでは複数の広告団体が『Viewable Impression(広告が画面上に面積で50%以上、時間で1秒以上表示)』を市場の新スタンダードとして提唱しているが、『実際のインプレッションの長さ』を正確に計測できる技術により、広告の視聴時間を価値の根拠として打ち出していきたい」とコメントしている。
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