2024年、X(旧Twitter)のエイプリルフールに関する投稿が直近3年で最多に今日のリサーチ

ホットリンクは、X(旧Twitter)のデータを分析し、エイプリルフールに関する投稿を調査しました。

» 2024年04月09日 18時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 SNSマーケティング支援サービスを提供するホットリンクは、X(旧Twitter)のデータを分析し、エイプリルフールに関する投稿を調査しました。

X上でエイプリルフール投稿が最も盛り上がるタイミングは?

 同調査では、リポストや返信なども含めた全ての投稿を「言及数」、リポストや返信を除いたオーガニック投稿を「UGC数」と定義しています。2022〜2024年の各年の4月1日における「エイプリルフール」「#エイプリルフール」に関する投稿数を比較した結果、2024年は言及数とUGC数のいずれも最多となりました。

Twitterデータ(10%サンプリングデータを利用。記載の数値は10倍表記)でみた各年の4月1日における「エイプリルフール」「#エイプリルフール」に関する投稿数比較(画像提供:ホットリンク、以下同)

 4月1日における「エイプリルフール」「#エイプリルフール」の言及数の推移を時系列でみると、X上で盛り上がるタイミングは0時と12時の2回あることが分かりました。Xでは通常、朝、昼、夜の3つのタイミングで言及数が増える傾向があり、エイプリルフールは少し特殊な盛り上がり方と言えます。最も言及数が増えるタイミングは0時ちょうどでした。「エイプリルフール=午前中に嘘をついて良い」という一般的な認識により、午前中のできるだけ早いタイミングに発信することで注目を集めようとするユーザーが多いと考えられます。企業の公式アカウントの場合は、8〜12時の投稿が多い傾向にありました。

「エイプリルフール」言及数の推移3カ年比較

 同調査を担当したホットリンクのアナリスト辻元気氏は「2024年のエイプリルフールは、前年までと比較してリポスト数が大幅に増えました。そして、企業の公式アカウントなど、大きな影響力をもつアカウントからの投稿が注目を集めました。これは、2023年のエイプリルフール以降に実施されたXのアルゴリズム変更により、人気の投稿がおすすめされやすくなったことが要因と考えられます」と分析しています。

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