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» 2021年07月09日 08時00分 公開

「妊夫」「指ハート」も登場予定 絵文字(Emoji)の進化史を振り返るほぼ週刊インフォグラフィックス

ビジュアルコミュニケーション全盛のいま、感情から意思表示まで多彩な表現を担う絵文字に迫ります。

[津乗学,スタティスタ・ジャパン]

 ほぼ週刊インフォグラフィックスへようこそ(^^)。筆者は通常のメールやチャットでも、いわゆる「顔文字」を割と使う方ですが、読者の皆さんはいかがですか? 「絵文字」(ピクセル描画された文字)の方がお好きですか😉?(※)

※ご覧の環境によっては絵文字が表示されない場合があります。

 絵文字をローマ字表記した「Emoji」は、いまやそのまま世界言語となっていますが、そのルーツは1995年、米国の非営利団体であるThe Unicode Consortiumが76種類の「ピクトグラム」を採用したことにさかのぼります。

 同コンソーシアムは1991年から電子テキスト処理の文字インベントリーを監督・管理しており、記号や異なるスクリプトの文字、そして今回のトピックである絵文字の基準を設定しています。相手のOSや使っているアプリケーションなどによってイラストのスタイルが異なる場合でも意味が改変されることなく伝わるのは、この基準に基づき統一的なエンコードがなされているおかげです

 絵文字が現在の形で定着したのは、1999年にNTTドコモが携帯電話でインターネットサービスを利用できるサービス「iモード」において、より豊かなモバイルコミュニケーションを実現するために、12x12ピクセルで表現されたさまざまなピクトグラムを用意してからです。シンプルながらもかわいらしい表現力を持つこれらの絵文字を考案したのは、同社のインタフェースデザイナーであった栗田穣崇氏(現ドワンゴ専務取締役COO)。2016年には、栗田氏の手による176個の絵文字たちがニューヨーク近代美術館(MoMA)のコレクションに収蔵されています

 今回は、携帯電話を中心に人々のコミュニケーションを豊かにしている絵文字の歴史を振り返ってみましょう。

(出典:Statista)

絵文字はいつも時代を反映してきた

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