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» 2021年05月06日 12時00分 公開

セールスフォース×Snowflake×Amplitude 日本法人のキーパーソンが「グロースマーケティング」を語るプロダクトアウトからプロダクトグロースへ(1/2 ページ)

顧客の行動を理解し、的確な目標・指標を設計して高速に施策を繰り返す「グロースマーケティング」。これを実践する上で何が必要なのか。識者が語った。

[織茂洋介,ITmedia マーケティング]
『グロースマーケティング』(クロスメディア・パブリッシング)

 NTTドコモのマーケティング分野における新規事業型子会社であるDearOne(旧ロケーションバリュー)は、2021年4月23日、日本におけるデジタルトランスフォーメーションの課題と米国の先進企業の最新マーケティング手法と成功事例について解説した書籍『グロースマーケティング』(クロスメディア・パブリッシング)を出版した。

 本稿では2021年4月13日に開催された同書の出版記念イベントにおけるパネルディスカッションの内容を紹介する。ゲストはセールスフォース・ドットコム専務執行役員の笹俊文氏、 Snowflake日本代表の東條英俊氏、Amplitude日本カントリーマネジャーの米田匡克氏。Dear One代表取締役社長の河野恭久氏がモデレーターを務めた。

左からセールスフォース・ドットコム専務執行役員の笹俊文氏、 Snowflake日本代表の東條英俊氏、Amplitude日本カントリーマネジャーの米田匡克氏

グロースマーケティングとは何か

 グロースマーケティングとは新規顧客の獲得のみならずビジネスの持続的な成長にフォーカスしたマーケティング活動のこと。サービス自体に成長・拡散の仕組みを取り入れる手法である「グロースハック」を応用し、戦略策定や成長を実現するための環境整備、人材育成、組織変革まで視野に入れている。

 グロースマーケティングは以下の3つの要素から成る。

  • 行動理解(Behavioral Analytics)
  • 高速に施策を繰り返す(Rapid Iteration)
  • 的確な目標・指標設計(Business Impact)

 良いものを作れば売れるという思い込みはもはや幻想でしかない。プロダクトアウトで高い成果が望めないならばプロダクトグロース、すなわちプロダクト自体が自走し、成長することを考えなければならない。顧客の視点に立ってより優れた体験を提供し、気に入ってもらってリピート購入・継続使用を促すような努力が必要なのだ。

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