Salesforceが提供する2つのCDP それぞれの役割は?「Customer 360 Audiences」と「Interaction Studio」

顧客データのサイロ化に悩む日本のマーケターに向けてセールスフォース・ドットコムが「Customer 360 Audiences」「Interaction Studio」の提供を開始。その狙いを探る。

» 2020年12月15日 18時00分 公開
[冨永裕子ITmedia マーケティング]

 パンデミックの影響により、友人同士の気のおけない集まりや娯楽、買い物に至るまで生活のいたるところでデジタル化が加速した。生活者の行動がデジタル中心にシフトすれば、企業もビジネスの在り方を改めざるを得ない。ビジネスが変われば従業員の働き方も変わる。そこで、Salesforceは2020年9月、オールデジタルでどこからでも働ける時代にデジタルリーダーが顧客エンゲージメントを変革し、ビジネス成長を加速させることを支援しようと、「Digital 360」というコンセプトを発表している。その実現に向けて提供を開始した2つの製品が「Customer 360 Audiences」と「Interaction Studio」だ。

日本のマーケターが直面する複雑なデータ環境

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