メルカリによる定点調査。利用者が増え続けるフリマアプリですが、コロナ禍の消費者心理を物語る変化も見られます。
メルカリが外部有識者と共にフリマアプリの可能性について研究するメルカリ総合研究所は「2020年度フリマアプリ利用者と非利用者の消費行動」に関する意識調査の結果を発表しました。同調査は2018年から毎年実施しており今回が3回目。今回は全国のフリマアプリ利用者と非利用者1000人(各500人)の比較に加え、緊急事態宣言中(2020年4〜5月)にフリマアプリ利用を始めた463人を対象にした調査も実施し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がフリマアプリ利用に与えた影響についても分析しています。
モノ(新品・中古品)に関する意識・行動変化として目立ったのは「中古品の購入・使用への抵抗感」の増加です。フリマアプリ利用者と非利用者それぞれに聞いたところ全体の52.9%が「中古品の購入・使用に抵抗を感じる」と回答しました。前年調査では44.5%であったことから、約1年で中古品の購入・使用への抵抗感は8.4ポイント増加しています。さらに、過去2〜3年間で中古品の購入機会が増えたか質問をしたところ、32.0%が「増えた」と回答。前年調査では37.5%であったことから、約1年で中古品の購入機会は5.5ポイント減少したことが分かりました。
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