富士経済は、ECへ集約しながら成長を続ける国内の通販市場(B2Cの物販)を調査、分析した結果を報告書にまとめた。
市場調査を手掛ける富士経済は、国内のB2C通販市場を通販形態別および商品カテゴリー別に調査、分析した結果を報告書「通販・e-コマースビジネスの実態と今後 2017」にまとめた。
2016年における国内通販市場全体の規模は9兆5292億円、2017年には10兆円超が予測される。通販形態別にみると、2000年以降実店舗から需要を取り込み伸び続けるECが市場拡大をけん引している。2016年のEC市場は前年比11.8%増の7兆6099億円。2017年は前年比8.5%増の8兆2571億円が予測されるという。
受注が伸びているのはスマートフォンやタブレット端末向けサイト。一方でPC向けサイト経由の伸びは鈍化している。カタログ通販、テレビ通販、ラジオ通販はECへの需要シフトにより苦戦が続いている。
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