2017年第1回の更新となる週刊「調査のチカラ」。今回は1月9日の成人の日にちなみ、新成人にまつわるデータをピックアップしました。
成人の日が1月15日から1月第2月曜日に変更されたのは2000年のこと。かつて冬の風物詩であった「青春メッセージ」も時代とともに姿を消しましたが、イマドキの新成人は何を思い、どんな将来像を描いているのでしょうか。消費のけん引役と期待される一方、最近はさまざまな場面で「○○離れ」が叫ばれる若者の動向には、企業のマーケターも無関心ではいられません。今回は調査まとめサイト「調査のチカラ」の9万件超のストックから、新成人に関する調査データをお届けします。
総務省統計局では、2017年1月1日現在における「酉(とり)年生まれ」の人口と「新成人」の人口を推計しました。発表によると、新成人(1996年生まれ)は123万人で、前年比2万人増。男性は63万人、女性は60万人で、男性が女性より3万人多く女性100人に対する男性の数(人口性比)は105.8となっています。この推計を開始した1968年からの推移を見ると、新成人の人口は第1次ベビーブーム世代である1949年生まれの人が成人に達した1970年の246万人をピークに増減を繰り返しながら、近年はまた減少傾向が続いていました。123万人の新成人が2017年の総人口に占める割合は0.97%。前年比0.02ポイントの上昇となったものの、7年連続の1%割れで、少子高齢化の傾向は変わらないようです
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