電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は12月4日、英ソーシャルメディア・マネジメント・エージェンシー「Tempero Limited」(以下「テンペロ社」)の株式を100%取得することで、同社株主と合意したことを発表した。これによりテンペロ社は電通イージス・ネットワークの100%子会社となる。
テンペロ社は、消費者がソーシャルメディアを通じて発信する企業関連情報の分析や、悪意ある投稿から企業/ブランドを守る施策、消費者とのエンゲージメントを高めるコンテンツ制作やコミュニティ・マネジメントなどを得意とするエージェンシー。特にコミュニティ・マネジメントについては、11年以上、20言語にわたるサービス実績を誇っている。
これまで電通グループでは、ソーシャルメディア・マネジメントのソリューションに関し、カナダのウィニペグ市を拠点とするICUC社を通じて主に北米地域でサービスを展開してきたが、今回のテンペロ社の買収に伴い、欧州にまでビジネスフィールドを広げることになる。今後はテンペロ社の事業をICUC社に統合し、ソーシャルメディア・マネジメント領域のリーダーを目指す。
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