マーケティングオートメーション市場の動きが活発だ。米Marketoが日本法人を設立、米オラクルがBlueKaiを買収した。現状と今後について、市場の状況をまとめた。
3月25日、マーケティングオートメーションの大手である米Marketoが日本法人を設立した。マーケティングオートメーションは、見込み顧客から営業案件に至るまでのプロセスの中で、適切なタイミングで適切なキャンペーンやコンテンツを配信することで顧客を育て、長期的なリレーションシップを築いていくソリューションであり、日本国内ではすでにEloqua(日本オラクル)という競合がいる。ただしMerketoは、マーケティングソリューションに強みを持つ電通イーマーケティングワンと、セールスフォース・ドットコムの立ち上げなど多くの実績を持つサンブリッジコーポレーションが控えており、日本市場が急激に伸びていくことは間違いないだろう。
そんなマーケティングオートメーション市場だが、米国で面白い動きがある。実は米オラクルは今年(2014年)2月下旬、世界数億人のインターネットのアクティブユーザーのプロファイルデータを保有しているBlueKaiを4億ドルで買収したことを発表した。この買収はマーケティングオートメーション市場にどのようなインパクトを与えるのだろうか。
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